ドリップバッグコーヒーの美味しい淹れ方

ドリップバッグコーヒーは、手軽に本格的なコーヒーを楽しめる事から忙しい現代社会人にとても人気があります。しかし、安い商品は味がイマイチだったり、同じものをずっと飲んでいると、だんだんと味に飽きてくることがありますよね。

そこで、この記事ではドリップバッグコーヒーの美味しい淹れ方を紹介したいと思います!

ただ、美味しい淹れ方を追求すればキリがありませんし、せっかく手軽に飲めるはずのドリップバッグコーヒーに時間をかけていては本末転倒です。それなら最初からペーパーフィルターをセットして飲むハンドドリップの方が美味しくいただけますからね。

なので・・・あくまでドリップバッグの手軽さはそのままで、なるべく美味しく飲む方法!という位置づけで、ドリップバッグコーヒーの美味しい淹れ方を紹介します。

基本的な考え方は、なるべく味が落ちる淹れ方をしない事です。その他、お湯の温度や蒸らし時間による味のコントロール方法なども紹介しています。ぜひ参考にしてください。

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コーヒーの味がグッと引き立つ9つのテクニック

今回紹介するテクニックは9つありますが、すべて実践するとせっかくのドリップバッグの手軽さが失われます。なので、できそうな事だけを実践するのがいいですね。

僕も毎回のように全部実践しているわけではなく、手間に感じない項目や味の変化をより感じる項目だけ実践しています。

9つのテクニック

  1. プラスチック製のカップは使わない
  2. 事前にカップを温めておく
  3. 浸水型のドリップバッグはドリップ型にする
  4. ドリップポットを使用する
  5. 最後の一滴まで淹れない(泡を落とさない)
  6. フィルターを濡らさないように注ぐ
  7. なるべくゆっくり注ぐ
  8. お湯は3回にわけて注ぐ
  9. コーヒー豆の層を崩さないようにお湯の量を調節する

プラスチック製のカップは使わない

プラスチック製のカップは使わない

プラスチック製のカップに熱湯を注ぐと、独特のニオイがでる事があります。このニオイがコーヒーの香りと混ざり合い、風味を台無しにしてしまうのです。

その他、陶器、磁器、陶磁器、ステンレス、ガラスなどはニオイの面で大きく変わることはありません。素材や色によって多少は味の感じ方が変わりますが、”味が悪くなる”という事はないため、好きな素材のカップを選ぶといいでしょう。

事前にカップを温めておく

事前にカップを温めておく

ホットコーヒーは冷めると酸化することで酸味が強くなり、不味くなっていきます。よって、なるべく冷めないようにカップを温めておくと、美味しいコーヒーを長く飲む事ができます。

おすすめの温め方は、使用するカップに水を入れてレンジでチン!です。そのほか、カップにお湯を注いで10-15秒程度待つ方法も、ポットのお湯がちょうど良い温度になるため一石二鳥でおすすめです。

薄いカップは冷めにくいのに対して、厚いカップは冷めやすいため、厚めのカップを使う場合はあらかじめ温めておく方が良いですよ。

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浸水型のドリップバッグはドリップ型にする

 
 
 
 
 
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浸水型のドリップバッグとは、カップの中にセットするタイプです。逆にドリップ型はカップの上にセットするタイプの事を指します。

そして、浸水型のドリップバッグは、雑味が多くなる傾向があります。ドリッパースタンドなどを使用して、浸水型でもドリップ型に変えてあげると、雑味のないクリアな味で飲む事ができます。

ドリップポットを使用する

 
 
 
 
 
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ドリップポットは味のコントロールをしやすくなります。昨日は美味しく感じたけど今日はイマイチ…なんて事ありません?

ドリップポットがあれば、いつも同じお湯の勢いや注ぎ方になりますので、味のムラを抑えてくれます。僕はティファールの電気ケトルで注いでますけど(笑)

普段お湯を注ぐときに、勢いがつきすぎたりこぼれたりする人は、ぜひドリップポットを試してみてください。最近では電気ケトル型のドリップポットもありますので、とても便利ですよ。

最後の一滴まで淹れない(泡を落とさない)

最後の一滴まで落とさない

ドリップコーヒーの泡はアクであり雑味の元なので、最後の一滴まで淹れてしまうと、せっかくの美味しいコーヒーに雑味が混じります。コーヒーがすべて落ちきる前に、次のお湯を注ぐ事や、落ちきる前にフィルターを外すようにしましょう。

フィルターを濡らさないように注ぐ

フィルター部分にお湯を注がない

コーヒー豆が乗っていないフィルター部分には、お湯を注がないようにしましょう。フィルターに直接お湯がかかるということは、そのままお湯がカップの中に落ちているという事です。味が薄くなりますし、お湯割りコーヒーになってしまいます。

お湯はしっかりとコーヒー豆に注いであげてください。

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なるべくゆっくり注ぐ

勢いをつけてお湯を注ぐと、豆の層を突き破ってフィルターに直接お湯を注いでいる事になってしまいます。それはもはや、お湯をフィルター越しに淹れている事と同じになるため、ゆっくりとコーヒー豆に注いでください。

お湯は3回にわけて注ぐ

ドリップバッグの場合、蒸らしをした後は一気に淹れてしまう事もできますが、これはNGです。1回のお湯で淹れてしまうと、コーヒー豆のうま味がしっかりと抽出されないままポトポト落ちてしまい、味が悪くなります。

蒸らしを除いて、基本的には3回または2回にわけて注ぐようにしましょう。

コーヒー豆の層を崩さないようにお湯の量を調節する

徐々に湯量を少なくする

お湯を3回にわけて注ぐとき、テキトーな湯量で注ぐと味に影響します。1杯140mlのコーヒーの場合だと、10mlで蒸らして、①80ml→②40ml→③30mlと減った分だけ注ぐように、徐々にお湯を少なくしていくのがコツです。

1回目の湯量より多く注いでしまうと、せっかく形成されたコーヒー豆の層を崩してしまったり、コーヒー豆がないフィルター部分にまでお湯がかかってしまいます。

合計の湯量は160mlくらいになっていますが、最後の一滴まで落とすと味が落ちるので、140mlくらい抽出したら途中でフィルターを外しましょう。

ただ、ドリップバッグコーヒーではフィルターの形状的にあまり影響はないので、それほど神経質になる必要はありません。

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蒸らし時間やお湯の温度で味をコントロールする

淹れ方による味の変化を知る

淹れ方による味の変化、違いについて解説します。とくに正解はないので、何度か試してみて好みの味や淹れ方を見つけましょう!

蒸らし時間による味の変化

  短い 長い
苦味 弱くなる 強くなる
酸味 強くなる 弱くなる
香り 弱くなる 弱くなる

コーヒー豆の蒸らし時間は10秒や30秒など、書籍やウェブサイトによって言っている事がバラバラだったりします。というのも、正解がないからです。

60秒以上など、極端に長く蒸らしてしまうと味が落ちますが、10秒から50秒くらいまでの蒸らし時間であれば、上の表のように味をコントロールする事ができます。

香りだけはちょっと難しく、長すぎても短すぎても弱くなってしまいます。豆の種類や挽き方にもよりますが、個人的には20秒前後くらいが香り高いコーヒーを楽しむ事ができると感じます。

お湯の温度による味の変化

  高温 中温 低温
苦味 強い 普通 弱い
酸味 普通 普通 強い
甘味 普通 強い 弱い
香り 強い 普通 弱い

お湯の温度でも味は大きく変化します。一般的に美味しく飲めると言われている温度は、90度前後です。この90度って微妙なんですけど、沸騰した状態から1-2分程度待てばだいたい90度くらいまで下がります。

もちろん、沸騰させる器具や室温、季節などにより違いはありますが、1分待機すれば基本的にはOKです。あまり温度を下げすぎると、冷めたコーヒーを飲むことになってしまいますからね。

沸騰した状態のグツグツしているお湯を注ぐのはやめたほうがいいです。高温すぎるため、豆の余分な雑味まで抽出してしまい、基本的に味が落ちると言われています。

お湯の温度と蒸らし時間で好みの味を見つけよう!

お湯の温度や蒸らし時間による味の変化がわかれば、どんなドリップバッグコーヒーでも、ある程度自分好みに変える事ができます。

「美味しいけどちょっと苦味が強いんだよね…」というようなコーヒーだった場合でも、お湯の温度や蒸らし時間を調整することで、美味しくいただく事ができますよ。

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まとめ|少し手を加えるだけで本格ドリップコーヒーの味に!

アバンス|ドリップバッグコーヒーこんな安いコーヒーでも本格的で美味しいドリップバッグに変わる!

ドリップバッグコーヒーの美味しい淹れ方を紹介しました。正直、全部実践するとなると、かなり面倒です!僕も全部はやってません。

そもそもドリップバッグコーヒーの魅力とは、そこそこの美味しさと手軽さにあると思いますので、手間をかけすぎると意味がありません。ただ、何も考えずに淹れた場合と、当記事で紹介した淹れ方を比べると、かなり味に差が出るのも事実です。

だから、できる範囲でぜひやってみてください。中には喫茶店の本格ドリップコーヒーの味に変身する安物コーヒーもあったりしますので、侮れませんよ!

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